2020年度 卒業研究


 

長田 裕作

Yusaku Nagata

 

【私を語る服】

 

私は物事に対して懐疑的だ。

そして迷い、惑う。

それでも自分で選択し、前へ進む。

そんな私の姿はカッコいい。

 

「私の姿」

布、マスキングテープ、新聞紙

171(cm)
 


 

松尾 朋香

Tomoka Matsuo

 

【気持ちを届ける衣服】

 

嬉しいとき、悲しいとき、楽しいとき、怒ったとき…
私の持つ様々な感情は“ 織る” という行為を経て全て昇華されていった。
どうか誰も気づきませんように。
この感情があらゆるものに干渉しませんように。
無意識に、けれど徹底的に、今までの私は感情を殺す事に専念してきた。


だから私はこの1 年を通して、自分の感情と向き合うことにした。
 
気の赴くままに、私の感情を乗せて、
嬉しいとき、悲しいとき、楽しいとき、怒ったとき…
全ての感情を織り交ぜて、布にぎゅっと詰め込んだ。
誰かが気づいてくれますように。
誰かに届きますように。
いつからか私はそう思うようになっていた。

 

the week」・「こころ」

 木綿糸、絹糸、毛糸、透明フィルム

サイズ可変

 

「the week」
   木綿糸、絹糸、毛糸、透明フィルム
      50×500(㎝)

 

「sky」
   木綿糸、絹糸、毛糸
      20×30(㎝)

 

「暗れ惑う」
   木綿糸、絹糸、毛糸
    50×500(㎝)

 



 

黒木 智瑛

Chiaki Kurogi

 

【他者と繋がる空間づくり】

 

私の中には「カーテン」がある。
物心ついた頃から、人と関わりを持つとき壁のような何かを作っている自分がいた。
仲良くなりたいけど放っておいてほしい、私を見てほしいけど見られたくない。
でも、完全に隠れたい訳じゃない。
私が私らしくあるための境界、一年間の研究を通して私の中にあった壁の正体は
「カーテン」だったことに気づいた。

「大丈夫。私には、カーテンがある。」

 

「繋がり  一歩目」
  画用紙 
サイズ可変

「ピース」
     油性ペン 、プラスチックボード
サイズ可変

「繋がる」
 墨汁、障子紙
 サイズ可変

 


 

諸見里 ちひろ

Chihiro Moromizato

 

【美しいものを描きあつめる】

 

私は植物そのものに美しさを感じるのに、それを紙にして制作を行う。
この行為には、うつろうものをとどめて自分のものとする、
コレクションのような感覚がある。
「葉を照らす美しい木漏れ日をとどめておくには」
「植物に包まれ、ただの『いきもの』になるような不思議な感覚を忘れないためには」
「植物がいつか枯れてしまっても私の作品のなかで生き続けることが出来たら」
そういった気持ちを持ちながら、
一瞬の感覚や、うつろう自然の美しさに向き合った。

描きあつめられた植物達は「個」から「群」となり、森のような空間を生み出した。
植物が日々違って見えるように、作品もそのときの光によって違って見える。
葉に表と裏があるように、作品の裏面もまた作品として存在する。
透けた手漉き紙の光は、陽光に透過された植物達の繊維や色素による「いのちの色」だ。
ぜひあなたも緑の空間に包まれて、
うつろう「いのちの色」を体感して頂きたい。

 

「光の庭」
ミクストメディア
(アクリル絵の具、手漉き紙、枝、ガジュマルのひげ)
サイズ可変

 


 

平良 陽和

Hiyori Taira

【器の形態-おおらかさとシャープさの関係性について

 

 陶器のぽってりとした重みやざらざらとした質感、つめで軽く
弾いた時の鈍い音は、優しく、暖かく、おおらかで、使っていると

愛くるしい気持ちになる。その一方で、私が普段目を引く” 美しさ” には、

洗練されていて、気高く、冷たい雰囲気のものが多い。  
 そこで私の中にあるこの” 美しさ” の感覚と、陶器が元々持っ
ているおおらかで優しい雰囲気を調和させたいと思った。
 
 触って、持って、使って、ようやくおおらかさとシャープさとの調和を

感じることができるのかな ...

 

「フォルムの展開–湾曲」

陶器
左から12×7×7(cm),12×7×7(cm),13×7×7(cm),13×7×7(cm)

 

「取手の展開」

陶器

左から8×11×8(cm),9×11×8 (cm),11×11×7(cm),11×12×8(cm)

 

「表面装飾の展開–円柱」

陶器

10×7×7(cm)

 

「フォルムの展開–角」

陶器

12×7×7(cm)